「白雪姫と七人の小人」は、鏡に「いちばん美しいのはだれ?」とたずねる女王が、白雪姫をねたんで森へ追い出す世界の名作童話です。ひまり姫版は3〜6さい向けに、こわい場面をやわらげ、「ねたむ気持ち」と「やさしさが人を集める」ことを見つめるお話にしています。よみきかせは約7分。全文をこのページで無料で読めます。
「白雪姫と七人の小人」のあらすじ
むかしある国に、雪のように白いはだをした白雪姫が生まれました。お城には美しい女王がいて、毎日、鏡の前に立ちます。「鏡よ、鏡。この国でいちばん美しいのはだれ?」「それは女王さまです。」女王はほっとして笑いました。時がたち、白雪姫はやさしくて美しい娘になります。ある日、鏡は少し間をおいて答えました。「白雪姫です。」女王の心に、黒い気持ちが生まれました。女王は白雪姫を森へ追い出します。ひとり森を歩いた白雪姫は、奥で小さな家を見つけ、そうじをして休みました。夕方、七人の小人が帰ってきて、白雪姫の話を聞き、家族のように迎えます。白雪姫は毎日、笑顔で暮らしました。やがて女王は、白雪姫が生きていると知り、りんごを持って森へ向かいます。ひと口かじった白雪姫は、静かに倒れてしまいました。小人たちは悲しみながらも、白雪姫をそっと守り続けます。ある日、森を通りかかった遠い国の王子がそっとふれると、白雪姫はゆっくり目を開けました。
| 対象年齢 | 4〜6さい(目安) |
|---|---|
| よみきかせ時間 | 約7分 |
| お話の種類 | 世界の名作 |
| このページの本文 | 会員登録なしで全文むりょう |
ぜんぶ読む:ひまり姫の「白雪姫と七人の小人」
この下から最後まで、むりょうで読めます。絵をめくって読みたいときは、上の3Dえほんでどうぞ。
むかしむかし、ある国に、小さな白雪姫が生まれました。白雪姫は、雪のように白いはだをしていました。
お城には、美しい女王がいました。女王は毎日、鏡の前に立ちました。「鏡よ、鏡。この国でいちばん美しいのはだれ?」「それは、女王さまです。」女王はほっとして、にっこり笑いました。
時がたち、白雪姫はすくすく大きくなりました。やがて白雪姫は、やさしくて美しい娘になりました。
ある日、女王はまた鏡に聞きました。「鏡よ、鏡。この国でいちばん美しいのはだれ?」鏡は少し間をおいて答えました。「白雪姫です。」女王の顔は、すっとこわばりました。心の中に、黒い気持ちが生まれました。
女王は、白雪姫を森へ追い出しました。白雪姫は一人で森を歩きました。こわくて、涙がぽろぽろ落ちました。
森の奥で、小さな家を見つけました。家の中には、小さないすやお皿が並んでいました。白雪姫はそうじをして、静かに休みました。
夕方、七人の小人が帰ってきました。小人たちは、白雪姫の話を聞きました。そして、白雪姫を家族のように迎えました。白雪姫は毎日、笑顔で暮らしました。
ある日、女王は鏡から、白雪姫が生きていると知りました。女王はりんごを持って、森へ向かいました。「とても甘いりんごですよ。」
白雪姫は少しだけ考えました。そして、りんごをひと口かじりました。そのしゅんかん、白雪姫は静かに倒れました。女王はお城へ戻り、また鏡に聞きました。「鏡よ、鏡。この国でいちばん美しいのはだれ?」「それは、女王さまです。」女王は満足そうに笑いました。
そのころ、小人たちは倒れている白雪姫を見つけました。みんな、とても悲しみました。でも、白雪姫をそっと守り続けました。
ある日、遠い国の王子が森を通りました。白雪姫の姿を見て、心が動きました。王子がそっと白雪姫にふれると、白雪姫はゆっくりと目を開けました。小人たちはほっとして、笑顔になりました。白雪姫は、たくさんのやさしさに包まれていました。
ひまり姫は言いました。「女王さま、なんだかさびしそうだったね。ねたむと、心がひとりになるのかな。」つる先生は答えました。「そう感じたのかもしれないね。」「白雪姫は、ずっとやさしかった。」「やさしさが、人を集めたんだよ。」
このお話の教訓:ねたむより、すなおなやさしさ。やさしさは、人を集める。
この話でこわいのは、りんごではなく「ねたむ気持ち」です。ひまり姫版では、女王をこらしめる場面を入れていません。かわりに、女王がだんだんひとりになっていく姿と、白雪姫のまわりに小人たちが集まっていく姿を、並べて見せています。3〜6さいのお子さまは、きょうだいや友だちに「いいなあ」と思う気持ちが芽ばえる時期です。読んだあとに「女王さまは、どんな気持ちだったと思う?」と聞くと、悪者としてではなく、気持ちとして受け取れます。
| 場面 | 子どもに伝わること |
|---|---|
| 鏡にたずねる | くらべてばかりだと、安心できない |
| 「白雪姫です」と鏡が答える | うらやましい気持ちは、だれにでもある |
| 白雪姫を森へ追い出す | ねたみのままに動くと、人を傷つける |
| 小人たちが迎え入れる | やさしい人のまわりに、人が集まる |
| 女王がひとりで笑う | 勝っても、ひとりだとさびしい |
何歳から?よみきかせのコツ
- 3さいごろ:「鏡よ、鏡」のくり返しを一緒に言うだけで楽しめます。りんごの場面は声を小さく、さらっと読んでください。
- 4〜5さいごろ:女王が鏡に聞く場面で「女王さま、うれしそう? さびしそう?」と聞いてみてください。
- 5〜6さいごろ:「うらやましいって思ったこと、ある?」と、お子さま自身の経験につなげると、いちばん学びになります。
- きょうだいやお友だちに『いいなあ』と言うことが増えた時期に読むと、気持ちに名前をつける助けになります。
よくある質問
「白雪姫」は何歳から読めますか?
ひまり姫版は4さいごろからをおすすめします。3さいでも鏡のくり返しを楽しめますが、ねたむ気持ちがテーマなので、4さい以降のほうが伝わります。
この話の教訓は何ですか?
ねたむより、すなおにやさしくするほうが、まわりに人が集まる、ということです。ひまり姫版では、女王をこらしめずに「ひとりになっていく姿」で描いています。
こわい場面はありますか?
りんごを食べて倒れる場面がありますが、痛みや残酷な描写はありません。狩人に殺させる場面や、女王が罰を受ける場面も入れていません。
よみきかせにどれくらい時間がかかりますか?
このページの全文をゆっくり読んで、約7分です。短くしたいときは、あらすじだけを読んであげてもかまいません。
無料で全部読めますか?
はい。このページの本文は、会員登録なしで最後まで無料で読めます。3Dの絵本をめくって読む「えほんモード」は6ページまでが無料で、続きは無料会員登録でひらきます。
動画版はありますか?
あります。ひまり姫チャンネル(YouTube)で3Dアニメ版を公開しています。動画では、読んだあとにつる先生とひまり姫が気持ちを話しあいます。
紙の絵本はありますか?
あります。ひまりスタジオの絵本としてAmazonで販売しています。Kindle Unlimitedに入っている方は0円で読めます。


