「ピノキオ」は、木の人形が妖精の魔法で動き出し、うそをつくたびに鼻がのびてしまう世界の名作童話です。ひまり姫版は3〜6さい向けに、こわい場面をなくし、ピノキオが自分からあやまって鼻がもとに戻る、みじかくやさしいお話にしています。よみきかせは約7分。全文をこのページで無料で読めます。
「ピノキオ」のあらすじ
むかし、小さな村に、木で人形を作るやさしいおじいさんが住んでいました。静かな夜、おじいさんはきれいな木の人形を作り終えて言います。「この子が、本当の男の子になれたらな。」そのとき、光が部屋を照らし、かわいい妖精が現れました。「あなたは、本当の男の子になりたいの?」人形は声が出せず、まばたきを二回してうなずきます。「それなら、いい子でなきゃだめよ。」魔法の光が人形を包み、ピノキオは動き出しました。ピノキオはおじいさんの手伝いを始めますが、遊びすぎてお弁当を落としてしまいます。「お弁当は届けたかい?」「うん、届けたよ。」そのしゅんかん、ピノキオの鼻が少しのびました。次の日、宿題をサボったときも「かけたよ」とうそをつき、また鼻がのびます。長くなった鼻を見て、ピノキオはしょんぼりしました。妖精が現れ、「本当のことを言えば、きっと戻るわ」と教えます。ピノキオは涙をこぼして、「ごめんなさい、お父さん。うそをついて、ごめんなさい」とあやまりました。おじいさんはやさしく抱きしめ、ピノキオの鼻はもとに戻りました。
| 対象年齢 | 3〜6さい(目安) |
|---|---|
| よみきかせ時間 | 約7分 |
| お話の種類 | 世界の名作 |
| このページの本文 | 会員登録なしで全文むりょう |
ぜんぶ読む:ひまり姫の「ピノキオ」
この下から最後まで、むりょうで読めます。絵をめくって読みたいときは、上の3Dえほんでどうぞ。
むかしむかし、小さな村に、木で人形を作るやさしいおじいさんが住んでいました。
静かな夜、おじいさんはきれいな木の人形を作り終えました。「この子が、本当の男の子になれたらな。」
そのとき、光が部屋を照らし、かわいい妖精が現れました。「あなたは、本当の男の子になりたいの?」人形は声が出せず、まばたきを二回して、うなずきました。「それなら、いい子でなきゃだめよ。」
魔法の光が人形を包み、ピノキオは動き出しました。翌朝、おじいさんはおどろきました。「ピノキオ!」
ピノキオは、おじいさんの手伝いを始めました。でも、遊びすぎて、お弁当を落としてしまいました。「ピノキオ、お弁当は届けたかい?」「うん。届けたよ。」そのしゅんかん、ピノキオの鼻が少しのびました。
次の日、ピノキオは宿題をサボりました。「ピノキオ、字はかけたかい?」「うん。かけたよ。」鼻が、また少しのびました。
ピノキオは、長くなった鼻を見て、しょんぼりしました。「どうして、こんなに長くなっちゃったんだろう。」
すると光がまた現れ、妖精がやさしく言いました。「ピノキオ。うそをつくたびに、鼻はもっと長くなるのよ。」「じゃあ、どうすれば、もとに戻るの?」「本当のことを言えばね、きっと戻るわ。」
ピノキオは涙をこぼしました。「ごめんなさい、お父さん。うそをついて、ごめんなさい。」おじいさんは、やさしく抱きしめました。「正直になってくれて、うれしいよ。」ピノキオの鼻は、もとに戻りました。
それからピノキオは、毎日まじめに手伝いました。家には、いつも笑顔があふれていました。
つる先生は言いました。「うそをつくとね、人の心が少し悲しくなるんだ。でも、まだ間に合うんだよ。」ひまり姫はうなずきました。「私も、うそをつかないようにする。」
「正直な心は、みんなを笑顔にする魔法なんだよ。」
このお話の教訓:うそをつくと、鼻ものびるし、心も重くなる。本当のことを言えば、戻せる。
ピノキオがうそをついたのは、悪い子だからではありません。おこられたくなかったからです。3〜6さいのお子さまのうそも、ほとんどが同じ理由です。ひまり姫版では、罰の場面を入れず、ピノキオが自分から「ごめんなさい」と言い、おじいさんが抱きしめて終わります。読んだあとに「本当のことを言うのは、こわい? それとも、すっきりする?」と聞いてみてください。正直に言ったら受け止めてもらえた、という経験がいちばんの学びになります。
| 場面 | 子どもに伝わること |
|---|---|
| 人形が動き出す | だれかに大切に思われて、生きはじめる |
| お弁当のうそ | 小さなうそから始まる |
| 鼻がのびる | うそは、かくしても見えてしまう |
| 妖精のことば | やり直す方法は、ちゃんとある |
| 「ごめんなさい」と言う | 正直に言うと、心が軽くなる |
| 抱きしめてもらう | 受け止めてもらえると、次から言える |
何歳から?よみきかせのコツ
- 3さいごろ:鼻がのびる場面は、指で鼻を長くするまねをすると大喜びします。
- 4〜5さいごろ:鼻がのびたあとで、「どうしたら戻ると思う?」と聞いてみてください。
- 5〜6さいごろ:「本当のことを言うのは、こわい?」と聞いて、正直に言ったときはしからずに受け止めてあげると、話が生活に生きます。
- お子さまがうそをついた直後には読まないでください。責められていると感じてしまいます。落ちついた日に読むほうが効きます。
よくある質問
「ピノキオ」は何歳から読めますか?
ひまり姫版は3さいから楽しめます。鼻がのびる場面は3さいごろが大好きです。正直に言う意味が分かるのは4さいごろからです。
この話の教訓は何ですか?
うそをつくと心が重くなること、そして本当のことを言えばやり直せる、ということです。罰ではなく、あやまって受け止めてもらう形にしています。
くじらに飲みこまれる場面はありますか?
ひまり姫版にはありません。こわい冒険の場面は入れず、うそと正直さに話をしぼった、みじかいお話にしています。
うそをついた子に読んで聞かせてもいいですか?
その場では避けてください。責められていると感じ、話ぎらいになります。落ちついた日に読み、正直に言えたときにほめるほうが効果があります。
無料で全部読めますか?
はい。このページの本文は、会員登録なしで最後まで無料で読めます。3Dの絵本をめくって読む「えほんモード」は6ページまでが無料で、続きは無料会員登録でひらきます。
動画版はありますか?
あります。ひまり姫チャンネル(YouTube)で3Dアニメ版を公開しています。文字を読むのがまだ難しいお子さまには、動画から入るのもおすすめです。
紙の絵本はありますか?
あります。ひまりスタジオの絵本としてAmazonで販売しています。Kindle Unlimitedに入っている方は0円で読めます。


