「おむすびころりん」は、山でおむすびを落としたおじいさんが、穴の中のねずみたちに出会い、宝物をもらう日本の昔話です。ひまり姫版は3〜6さい向けに、「大事なものをなくしたとき、どんな気持ちになるか」をやさしく描いています。歌のくり返しが多く、小さなお子さまでも楽しめます。よみきかせは約7分。全文をこのページで無料で読めます。
「おむすびころりん」のあらすじ
むかしあるところに、心のやさしいおじいさんが住んでいました。ある日、山へしばを取りに出かけ、たくさん働いておなかがぺこぺこになります。切りかぶに腰をおろしてお弁当のおむすびを取り出したとき、うっかり一つを落としてしまいました。おむすびは、ころころころころ転がって、ぽこんと開いた穴に落ちてしまいます。「ああ、もったいないことをした。」すると穴の中から、不思議な歌が聞こえてきました。「おむすびころりん、すっとんとん。おいしいおむすび、すっとんとん。」もっとよく聞こうとして、おじいさんもうっかり穴に落ちてしまいます。穴の中では、ねずみたちがおむすびをかこんで歌ったり踊ったりしていました。「そのおむすび、あなたのですか?」「いいんだよ。みんなで食べよう。」ねずみたちは大喜びし、お礼に大きな箱をわたして、おじいさんを出口までていねいに送ってくれました。家で箱を開けると、中にはきらきら光る宝物がいっぱいでした。
| 対象年齢 | 3〜6さい(目安) |
|---|---|
| よみきかせ時間 | 約7分 |
| お話の種類 | 日本の昔話 |
| このページの本文 | 会員登録なしで全文むりょう |
ぜんぶ読む:ひまり姫の「おむすびころりん」
この下から最後まで、むりょうで読めます。絵をめくって読みたいときは、上の3Dえほんでどうぞ。
むかしむかし、あるところに、心のやさしいおじいさんが住んでいました。
ある日、おじいさんは山へしばを取りに出かけました。たくさん働いて、おなかがぺこぺこになりました。「そろそろ、お昼にしようか。」おじいさんは、切りかぶに腰をおろしました。そして、お弁当のおむすびを取り出しました。
ところが、そのときです。おむすびを一つ、落としてしまいました。「おやおや、しまった。」おむすびは、ころころ、ころころ、と転がっていきます。「待て待て、おむすび。待て待て。」おじいさんは、あわてて追いかけました。
おむすびは丘を下り、ぽこんと開いた穴に、ころんと落ちてしまいました。「ああ、もったいないことをした。」
すると、穴の中から、不思議な歌が聞こえてきました。「おむすびころりん、すっとんとん。おいしいおむすび、すっとんとん。」「おや、なんとも楽しそうな歌じゃな。」
もっとよく聞こうとして、おじいさんはうっかり、自分も穴に転がり落ちてしまいました。「おっとっと。」
穴の中では、ねずみたちが集まっていました。おむすびをかこんで、歌ったり踊ったりしています。おじいさんも、なんだか楽しくなりました。
ねずみたちは、おじいさんに気づいて言いました。「そのおむすび、あなたのですか?」「いいんだよ。みんなで食べよう。」ねずみたちは、とてもうれしそうにしました。「ありがとう。」
お礼に、ねずみたちは大きな箱を持ってきました。そして、おじいさんを出口までていねいに送ってくれました。
家に帰って箱を開けてみると、中には、きらきら光る宝物がいっぱい。おじいさんは目を丸くしました。「まあ、なんて幸せな一日じゃ。」おじいさんは、にっこり笑いました。
ひまり姫は言いました。「おむすびがなくなったとき、すごくあわててたね。」つる先生は聞きました。「ひまりも、大事なものを落としたら、どんな気持ちになる?」「えっと……どきっとして、ちょっとこわくなる。」
「そうだね。でも、おじいさんはそのあと、どうなったかな?」「ねずみさんと会って、楽しくなってた。」「うん。うっかりしたことから、思いがけずあたたかい出来事が生まれることもあるね。」
このお話の教訓:なくしても、だいじょうぶ。やさしくすると、いいことが返ってくる。
3〜6さいのお子さまは、物をなくしたり、こわしたりしたとき、「おこられる」と思って固まってしまいます。このお話のおじいさんは、落としたことをくやしがりますが、そのあと落ちついて、ねずみたちにおむすびを分けてあげます。その順番がこの話の芯です。読んだあとに「大事なものをなくしたら、どうする?」と聞いて、まず気持ちを言葉にする練習にしてみてください。歌のくり返しが多いので、こわい話が苦手なお子さまにも向いています。
| 場面 | 子どもに伝わること |
|---|---|
| おむすびを落とす | うっかりは、だれにでもある |
| 「もったいない」と言う | 残念な気持ちは、口に出していい |
| 歌が聞こえてくる | こわいと思ったことが、そうでないこともある |
| おむすびを分けてあげる | 分けると、相手はうれしくなる |
| 宝物をもらう | やさしくすると、いいことが返ってくる |
何歳から?よみきかせのコツ
- 3さいごろ:「おむすびころりん、すっとんとん」は、ぜひ一緒に歌ってください。この一節だけで最後まで持ちます。
- 4〜5さいごろ:穴に落ちる場面で「中には、なにがいると思う?」と聞くと、想像がふくらみます。
- 5〜6さいごろ:「ひまりだったら、おむすびをあげる?」と聞いてみてください。分けるかどうかを自分で考える時間になります。
- おもちゃをなくして泣いた日に読むと、「なくしても、だいじょうぶ」が実感として入ります。
よくある質問
「おむすびころりん」は何歳から読めますか?
ひまり姫版は3さいから楽しめます。歌のくり返しが多いので、いちばん小さいお子さまでも最後まで聞けます。
この話の教訓は何ですか?
なくしてもだいじょうぶ、そしてやさしくするといいことが返ってくる、ということです。落としたおむすびを、ねずみたちに気前よく分けたところが分かれ目です。
こわい場面はありますか?
ありません。暗い穴に落ちる場面はありますが、すぐに楽しい歌と踊りの場面になります。寝る前のよみきかせに向いています。
よみきかせにどれくらい時間がかかりますか?
このページの全文をゆっくり読んで、約7分です。歌の部分をくり返して遊ぶと、もう少し長く楽しめます。
無料で全部読めますか?
はい。このページの本文は、会員登録なしで最後まで無料で読めます。3Dの絵本をめくって読む「えほんモード」は6ページまでが無料で、続きは無料会員登録でひらきます。
動画版はありますか?
あります。ひまり姫チャンネル(YouTube)で3Dアニメ版を公開しています。歌の場面は、動画のほうが覚えやすいお子さまも多いです。
紙の絵本はありますか?
あります。ひまりスタジオの絵本としてAmazonで販売しています。Kindle Unlimitedに入っている方は0円で読めます。


