「三びきのこぶた」は、わら・木・れんがで家を作った三びきの子ぶたが、おおかみから身を守る世界の名作童話です。ひまり姫版は3〜6さい向けに、こわい場面をやわらげ、「あわてず、ていねいに作ると強い」ことが伝わるお話にしています。よみきかせは約7分。全文をこのページで無料で読めます。
「三びきのこぶた」のあらすじ
大きくなった三びきの子ぶたは、お母さんぶたに送り出され、それぞれ自分の家を作ることになりました。いちばん上の子ぶたは早く遊びたくて、わらを縄でしばってすぐに家を作ります。二番目の子ぶたは木の家を作りましたが、少し急いだので、ぐらぐらしていました。いちばん下の子ぶたは、れんがを一つずつ並べて、時間をかけてじょうぶな家を作りました。ある日、森におおかみが現れます。おおかみが息を吹くと、わらの家はふきとび、木の家もこわれてしまいました。二ひきは、れんがの家へ逃げこみます。おおかみは何度も息を吹きましたが、れんがの家はびくともしません。屋根から入ろうとしたおおかみは、下でぐつぐつ沸いていたお湯におどろいて、そのまま森へ逃げていきました。それからおおかみは、二度と子ぶたたちの前に現れませんでした。
| 対象年齢 | 3〜6さい(目安) |
|---|---|
| よみきかせ時間 | 約7分 |
| お話の種類 | 世界の名作 |
| このページの本文 | 会員登録なしで全文むりょう |
ぜんぶ読む:ひまり姫の「三びきのこぶた」
この下から最後まで、むりょうで読めます。絵をめくって読みたいときは、上の3Dえほんでどうぞ。
むかしむかし、お母さんぶたと三びきの子ぶたが暮らしていました。ある日、お母さんぶたは言いました。「もう大きくなったのだから、自分の家を作って暮らしなさいね。」三びきの子ぶたは、わくわくして出かけました。それぞれ、自分の好きな家を作ることにしました。
いちばん上の子ぶたは、遊ぶのが大好きでした。「早く作って、遊びに行こう。」わらを集めて、縄でぎゅっとしばると、すぐにわらの家ができました。
二番目の子ぶたは、木の家を作ることにしました。けれど、少し急いでしまって、何本かの木をとんとんと打っただけで完成です。「少しぐらぐらするけど、まあいいか。」
いちばん下の子ぶたは、いちばんまじめでした。「ぼくは、じょうぶな家を作るんだ。」れんがを一つずつ並べて、かべを作っていきます。とても時間がかかりましたが、できあがった家は、とてもしっかりしていました。
ある日、森におおかみが現れました。おおかみは、はじめにわらの家の前に立ちました。大きく息をすって、ふうっ。ひと息ふいただけで、わらの家はふきとんでしまいました。
いちばん上の子ぶたは、急いで二番目の子ぶたの家に逃げこみました。「おおかみが来るよ。」二ひきの子ぶたはドアをしめて、ぎゅっと抱きあいました。
そこへ、おおかみがやってきました。「ここにいたか。」おおかみが大きく息をすって、ふうっ。すると木の家は、みしみし、ばたんとこわれてしまいました。二ひきの子ぶたはびっくりして、走りだしました。「逃げろ。」
二ひきは、いちばんしっかりしたれんがの家へ走りました。いちばん下の子ぶたが、ドアを開けて迎えてくれます。三びきは、家の中で身をよせあいました。
おおかみは、れんがの家まで追いかけてきました。大きく息をすって、ふうっ。けれど、れんがの家はびくともしません。おおかみは何度も何度も吹きました。ふうっ、ふうっ。それでも、家はまったく動きませんでした。
「こうなったら、屋根から入ってやる。」おおかみは屋根にのぼりました。でも、子ぶたたちはもう気づいていました。大きななべに水を入れて、ぐつぐつと沸かしていたのです。
おおかみが煙突からおりてくると、「あつい!」おおかみはおどろいて飛びあがり、窓から外へ飛びだしました。そして、あわてて森の中へ逃げていきました。それからおおかみは、二度と子ぶたたちの前に現れませんでした。
つる先生は言いました。「いちばん下の子ぶたは、いちばんていねいに家を作ったから、自分もお兄さんたちも守れたんだよ。」ひまり姫はうなずきました。「わかった。急いで作ると、すぐこわれちゃうんだね。私も、ていねいにがんばる。」
このお話の教訓:あわてず、ていねいに。しっかり作ったものは、強い。
三びきの子ぶたの違いは、力でも運でもなく「かける時間」でした。早く終わらせた家はすぐこわれ、時間をかけた家は三びきを守りました。3〜6さいのお子さまは、片づけや工作を「早く終わらせたい」と思う時期です。このお話は、そこに「ていねいにすると、あとで自分が助かる」という理由をあたえてくれます。読んだあとに「どの家がいちばん強かった?」「どうして強かったのかな?」と聞いてみてください。
| 場面 | 子どもに伝わること |
|---|---|
| わらの家をすぐ作る | 早く終わらせると、あとで困ることがある |
| 木の家が少しぐらぐら | 「まあいいか」は、あとで気になる |
| れんがを一つずつ並べる | 時間をかけたものは、こわれにくい |
| 兄さんたちを家に入れる | しっかり作れたら、人も助けられる |
| おおかみが逃げていく | こわい相手にも、そなえがあれば負けない |
何歳から?よみきかせのコツ
- 3さいごろ:おおかみの「ふうっ」を一緒に息を吹いてみてください。それだけで最後まで楽しめます。
- 4〜5さいごろ:家が三つ出てくるので、「どのおうちに住みたい?」と聞くと、お子さまなりの理由が返ってきます。
- 5〜6さいごろ:読み終わったあと、片づけや工作の場面で「れんがのおうちみたいにやってみようか」と声をかけると、話と行動がつながります。
- おおかみがこわいお子さまには、最後の「おおかみは逃げていって、もう来ませんでした」を先に伝えてから読むと、安心して聞けます。
よくある質問
「三びきのこぶた」は何歳から読めますか?
ひまり姫版は3さいから楽しめます。3さいごろは「ふうっ」と息を吹く場面のくり返しで十分に楽しめます。家を作る順番の意味が分かってくるのは4さいごろからです。
この話の教訓は何ですか?
あわてずに、ていねいに作ったものは強い、ということです。いちばん下の子ぶたが時間をかけて作ったれんがの家が、三びき全員を守ります。
おおかみに食べられる場面はありますか?
ひまり姫版にはありません。子ぶたはみんな無事に逃げ、おおかみも煙突でおどろいて森へ帰るだけです。こわい場面が苦手なお子さまでも、寝る前に読めます。
よみきかせにどれくらい時間がかかりますか?
このページの全文をゆっくり読んで、約7分です。短くしたいときは、あらすじだけを読んであげてもかまいません。
無料で全部読めますか?
はい。このページの本文は、会員登録なしで最後まで無料で読めます。3Dの絵本をめくって読む「えほんモード」は6ページまでが無料で、続きは無料会員登録でひらきます。
動画版はありますか?
あります。ひまり姫チャンネル(YouTube)で3Dアニメ版を公開しています。文字を読むのがまだ難しいお子さまには、動画から入るのもおすすめです。
紙の絵本はありますか?
あります。ひまりスタジオの絵本としてAmazonで販売しています。Kindle Unlimitedに入っている方は0円で読めます。


