世界の名作えほん・ためし読み

金のたまごをうむがちょう

「もっとほしい」の心と、うまくつきあう。

🧒 3〜5さい🕐 よみきかせ 約7分📖 めくって読む
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えほんは6ページまで。お話の全文は、この下でぜんぶ読めます →

「金のたまごをうむガチョウ」は、毎日ひとつ金のたまごを産むガチョウを手に入れた男が、「もっと早く、もっとたくさん」と思ったせいで、すべてを失うイソップの名作童話です。ひまり姫版は3〜6さい向けに、「もっとほしい」の心とのつきあい方を考えるお話にしています。よみきかせは約7分。全文をこのページで無料で読めます。

「金のたまごをうむがちょう」のあらすじ

むかし、まずしい男が、小さな家で静かに暮らしていました。ある日、一羽のガチョウを手に入れます。次の朝、ガチョウは金のたまごを産みました。男は目を大きく見開き、胸がどきどきして、顔がぱっと明るくなります。金のたまごを売ると、たくさんのお金になりました。次の日も、その次の日も、ガチョウは金のたまごを産みます。男はだんだんお金持ちになりました。けれど、ある夜、心がざわざわし始めます。「もっと早く、もっとたくさんほしい。」男は金のことばかり考えるようになりました。「たくさん食べれば、たくさん産むはずだ。」それから毎日、えさを山のようにあげます。ガチョウはむりをして食べ、だんだん体が重くなり、羽も元気がなくなっていきました。ある朝、たまごはありませんでした。次の日も、ありません。ガチョウはぐったり座っていました。「どうしてだ。」ガチョウは、もう金のたまごを産みませんでした。男は「あんなに急がなければよかった」と思いましたが、もう元には戻りませんでした。

対象年齢4〜6さい(目安)
よみきかせ時間約7分
お話の種類世界の名作
このページの本文会員登録なしで全文むりょう

ぜんぶ読む:ひまり姫の「金のたまごをうむがちょう」

この下から最後まで、むりょうで読めます。絵をめくって読みたいときは、上の3Dえほんでどうぞ。

むかしむかし、まずしい男がいました。小さな家で、静かに暮らしていました。

ある日、男は一羽のガチョウを手に入れました。次の朝、ガチョウは金のたまごを産みました。男は目を大きく見開きました。胸がどきどきして、顔がぱっと明るくなりました。

金のたまごを売ると、たくさんのお金になりました。心がぽかぽかして、うれしくなりました。

次の日も、また金のたまごを産みました。それは毎日続きました。男はだんだん、お金持ちになりました。

けれど、ある夜、男の心がざわざわし始めました。「もっと早く。もっとたくさん、ほしい。」男は、金のことばかり考えるようになりました。ガチョウを見る目が、きらりと変わりました。

「たくさん食べれば、たくさん産むはずだ。」それから毎日、えさを山のようにあげました。ガチョウは、むりをして食べました。だんだん体が重くなりました。羽も、ばさばさと元気がなくなりました。

ある朝、たまごはありませんでした。次の日も、ありませんでした。ガチョウは、ぐったりと座っていました。男の胸が、ひやりとしました。「どうしてだ。」

ガチョウは、もう金のたまごを産みませんでした。男の家は、しんと静かになりました。

男はガチョウを見つめました。「あんなに急がなければよかった。」胸の中が、きゅっと痛くなりました。けれど、もう元には戻りませんでした。

ひまり姫は言いました。「ガチョウ、疲れちゃったんだね。」つる先生はうなずきました。「うん。むりをさせちゃったね。」「いっぱいほしかったから。」

「そうだね。いっぱいほしいって気持ちが、大きくなりすぎたんだ。」「でも、毎日ひとつでも、すごかったのにね。」「そうだね。毎日くれるって、本当は宝物だったね。」

「ゆっくりでもいい。ゆっくりって、あったかいね。」

このお話の教訓:「もっとほしい」が大きくなりすぎると、いま持っているものをなくす。

この話には、悪い人が出てきません。男はガチョウが憎かったわけでもありません。ただ「もっと早く、もっとたくさん」と思っただけです。3〜6さいのお子さまは、おかしやおもちゃで「もっと、もっと」と言う時期です。しかるより、この話を一緒に読むほうがよく届きます。読んだあとに「毎日ひとつずつなら、どうなってたかな?」と聞いてみてください。今あるものが宝物だと気づく問いです。

場面子どもに伝わること
毎日ひとつ、金のたまご毎日つづくことは、それだけで宝物
だんだんお金持ちになるうまくいっているときほど、気をつける
「もっと早く」と思うほしい気持ちは、ふくらみやすい
えさを山のようにあげるむりをさせると、相手はこわれる
たまごが産まれなくなる急ぐと、あったものまで失う
元には戻らない取り返せないこともある

何歳から?よみきかせのコツ

  • 3さいごろ:金のたまごが出てくる場面のわくわくを楽しむだけで十分です。
  • 4〜5さいごろ:「もっとほしい」と男が思う場面で、「このあと、どうなると思う?」と聞いてみてください。
  • 5〜6さいごろ:「毎日ひとつずつなら、どうなってたかな?」と聞くと、今あるものに目が向きます。
  • おかしやおもちゃで「もっと」と言うことが増えた時期に読むと、しかるより早く伝わります。

よくある質問

「金のたまごをうむガチョウ」は何歳から読めますか?

ひまり姫版は4さいごろからをおすすめします。3さいでも金のたまごの場面は楽しめますが、「もっとほしい」の意味が伝わるのは4さい以降です。

この話の教訓は何ですか?

「もっとほしい」という気持ちが大きくなりすぎると、いま持っているものまで失う、ということです。毎日つづくことこそ宝物だと伝えています。

ガチョウのおなかを切る場面はありますか?

ひまり姫版にはありません。えさを与えすぎてガチョウが弱ってしまう、という描き方にしています。残酷な場面はありません。

よみきかせにどれくらい時間がかかりますか?

このページの全文をゆっくり読んで、約7分です。短くしたいときは、あらすじだけを読んであげてもかまいません。

無料で全部読めますか?

はい。このページの本文は、会員登録なしで最後まで無料で読めます。3Dの絵本をめくって読む「えほんモード」は6ページまでが無料で、続きは無料会員登録でひらきます。

動画版はありますか?

あります。ひまり姫チャンネル(YouTube)で3Dアニメ版を公開しています。文字を読むのがまだ難しいお子さまには、動画から入るのもおすすめです。

紙の絵本はありますか?

あります。ひまりスタジオの絵本としてAmazonで販売しています。Kindle Unlimitedに入っている方は0円で読めます。

ひまりスタジオ(Himari Studio)

3〜6さいのお子さまのために、日本と世界の童話を3Dえほん・3Dアニメにしています。YouTube「ひまり姫チャンネル」で公開中。絵本はAmazonでも販売しています。 このチャンネルについて →

更新日:2026-09-02