「シンデレラ」は、いじわるなまま母と姉たちのもとで働きながら、やさしい心を失わなかった女の子が、魔法の力でお城の舞踏会へ行く世界の名作童話です。ひまり姫版は3〜6さい向けに、「つらくても、やさしい心を持ちつづける」ことが伝わるお話にしています。よみきかせは約7分。全文をこのページで無料で読めます。
「シンデレラ」のあらすじ
むかしある国に、シンデレラという、やさしい女の子がいました。シンデレラは、いじわるなまま母と二人の姉と暮らし、そうじも洗たくも料理も、毎日ぜんぶ一人でしていました。服はぼろぼろで顔もはいだらけでしたが、シンデレラは泣きませんでした。小さなねずみの友だちがいたからです。シンデレラはパンを分けて、「さあ、お食べ」と言うのでした。ある日、お城でダンスパーティーが開かれることになります。姉たちはきらきらのドレスで出かけ、シンデレラはお留守番。一人でしくしく泣いていると、光がきらめいて、妖精のおばあさんが現れました。つえをふると、かぼちゃは馬車に、うさぎは馬に、ぼろぼろの服は真っ白なドレスに変わり、足もとにはきらきら光るくつがありました。「でも、12時になったら魔法は消えるのよ。」お城でシンデレラと踊った王子は、その笑顔からやさしい心を感じます。12時の鐘が鳴り、走って帰るシンデレラは、階段にくつを片方おとしました。次の日、王子はくつの持ち主をさがし、部屋のすみに立っていたシンデレラの足にぴったり合います。二人は結婚し、幸せに暮らしました。
| 対象年齢 | 3〜6さい(目安) |
|---|---|
| よみきかせ時間 | 約7分 |
| お話の種類 | 世界の名作 |
| このページの本文 | 会員登録なしで全文むりょう |
ぜんぶ読む:ひまり姫の「シンデレラ」
この下から最後まで、むりょうで読めます。絵をめくって読みたいときは、上の3Dえほんでどうぞ。
むかしむかし、ある国に、シンデレラというやさしい女の子がいました。でもシンデレラは、いじわるなまま母と、二人の姉と一緒に暮らしていました。
毎日、そうじに洗たくに料理。なんでもシンデレラの仕事でした。「早くそうじをして。」「ごはんはまだ?」シンデレラは朝から晩まで、一生けんめい働きました。
服はぼろぼろで、顔もはいだらけでしたが、シンデレラは泣きませんでした。小さな友だちがいたからです。ちゅう、ちゅう。ねずみたちが近よってきました。シンデレラはパンを分けて、「さあ、お食べ」と言いました。シンデレラの心は、いつもやさしい光でかがやいていました。
ある日、お城でダンスパーティーが開かれることになりました。姉たちはきらきらのドレスを着て、大さわぎです。「シンデレラは、お留守番ね。」
シンデレラは一人で、しくしくと泣きました。「私も、パーティーに行きたかったな。」
そのときです。きらきらと光がかがやきました。やさしそうな妖精のおばあさんが現れました。「泣かないでね。いい子には、ごほうびをあげましょう。」
妖精がつえをふると、かぼちゃが馬車になりました。うさぎたちは、りっぱな馬になりました。そして、ぼろぼろの服が、真っ白なドレスに変わりました。足もとには、きらきら光るくつがありました。「ありがとう。まるで夢みたい。」「でもね、12時になったら魔法は消えるのよ。」
お城の大広間では音楽が鳴り、みんなが楽しそうに踊っていました。キャンドルの光がゆらめき、笑い声があふれています。そのとき、白いドレスを着た美しい女の子が、そっと入ってきました。シンデレラです。
王子はその姿を見て、目を丸くしました。そしてゆっくりと歩みより、やさしく言いました。「お嬢さん、どうか私と一緒に踊ってください。」シンデレラはびっくりしましたが、にっこり笑ってうなずきました。二人は音楽に合わせて、楽しく踊りはじめました。王子は、シンデレラの笑顔から、やさしい心を感じました。
しかし、時計がぼーん、ぼーんと鳴りました。「あ、大変。12時だわ。」シンデレラは走りました。階段に、片方のくつが落ちました。王子はそのあとを追いかけましたが、人の波にまぎれて見失ってしまいました。階段には、小さなくつが一つ落ちていました。王子はそのくつを拾い上げて、そっと胸に抱きしめました。
次の日、王子はくつの持ち主をさがしました。でも、どの娘の足にも合いません。姉たちは、むりやり足を入れようとしましたが、痛くて入りませんでした。そのとき、部屋のすみに静かに立っている女の子がいました。「そこの君も、試してみてくれるかい?」
シンデレラはそっとうなずいて、くつを手に取りました。足を入れると、ぴったりでした。王子はにっこり笑って言いました。「やっと見つけた。」シンデレラは王子と結婚し、幸せに暮らしました。つる先生は言いました。「人にやさしくすると、そのやさしさは、いつか自分に戻ってくるんだよ。」
このお話の教訓:つらくても、やさしい心を持ちつづける。
シンデレラが幸せになったのは、ドレスがきれいだったからではありません。だれも見ていないところで、ねずみにパンを分けていたからです。ひまり姫版では、そのねずみたちが馬になって、シンデレラをお城へ運びます。「見ていないところでのやさしさが返ってくる」という形にしているので、3〜6さいのお子さまにも因果がはっきり伝わります。読んだあとに「シンデレラの、いちばんすてきなところはどこ?」と聞いてみてください。
| 場面 | 子どもに伝わること |
|---|---|
| 毎日ひとりで働く | つらいときも、心まで固くしなくていい |
| ねずみにパンを分ける | だれも見ていなくても、やさしくできる |
| 妖精が現れる | がんばりを見ている人は、どこかにいる |
| 王子と踊る | やさしさは、笑顔から伝わる |
| くつがぴったり合う | 本当のことは、かくれていても見つかる |
何歳から?よみきかせのコツ
- 3さいごろ:かぼちゃが馬車に変わる場面がいちばんの見どころです。「わあ!」と一緒におどろいてあげてください。
- 4〜5さいごろ:12時の鐘の場面で「どうして帰らなきゃいけないの?」と聞かれたら、約束の話につなげられます。
- 5〜6さいごろ:「シンデレラのすてきなところは、ドレス? それとも心?」と聞いてみてください。見た目以外を見る練習になります。
- きょうだいでくらべられて落ちこんだ日に読むと、「見ている人はいる」というメッセージが効きます。
よくある質問
「シンデレラ」は何歳から読めますか?
ひまり姫版は3さいから楽しめます。魔法で物が変わる場面は3さいごろが大好きです。やさしさが返ってくるという流れは、5さいごろから理解できます。
この話の教訓は何ですか?
つらくても、やさしい心を持ちつづけることです。だれも見ていないところでねずみにパンを分けたことが、最後の幸せにつながります。
いじわるな場面がつらくないですか?
ひまり姫版では、まま母や姉のいじわるは短い言葉だけにして、シンデレラの気持ちのほうをていねいに描いています。罰を与える結末も入れていません。
よみきかせにどれくらい時間がかかりますか?
このページの全文をゆっくり読んで、約7分です。短くしたいときは、あらすじだけを読んであげてもかまいません。
無料で全部読めますか?
はい。このページの本文は、会員登録なしで最後まで無料で読めます。3Dの絵本をめくって読む「えほんモード」は6ページまでが無料で、続きは無料会員登録でひらきます。
動画版はありますか?
あります。ひまり姫チャンネル(YouTube)で3Dアニメ版を公開しています。文字を読むのがまだ難しいお子さまには、動画から入るのもおすすめです。
紙の絵本はありますか?
あります。ひまりスタジオの絵本としてAmazonで販売しています。Kindle Unlimitedに入っている方は0円で読めます。


