「赤ずきんちゃん」は、おばあさんの家へおかしを届けにいく女の子が、道でおおかみに声をかけられる世界の名作童話です。ひまり姫版は3〜6さい向けに、「知らない人には気をつける」「あれ?と思ったら大人に話す」が自然に伝わるお話にしています。よみきかせは約7分。全文をこのページで無料で読めます。
「赤ずきんちゃん」のあらすじ
森のはずれの小さな家に、お母さんと女の子が住んでいました。女の子は赤いずきんが大好きで、いつもかぶっていたので、みんなから赤ずきんちゃんと呼ばれていました。ある日、お母さんはおかしのかごを持たせて言います。「おばあさんの家に届けておくれ。道から外れないようにね。知らない人と話してはだめよ。」森は日ざしがあたたかく、花がきれいに咲いていました。花をつもうとして、赤ずきんちゃんはどんどん道を外れていきます。そこへ大きなおおかみが現れ、「そっちの道のほうが早いよ」と教えました。おおかみは先回りしておばあさんの家に入り、おばあさんを飲みこんで、おばあさんの服を着てベッドに寝ます。やってきた赤ずきんちゃんは「どうして目が大きいの?」「どうして口が大きいの?」とたずね、正体に気づいて外へ飛び出しました。声を聞いた猟師がかけつけ、おおかみを追い払っておばあさんを助けます。赤ずきんちゃんは「もう二度と、知らない人とは話さない」と約束しました。
| 対象年齢 | 4〜6さい(目安) |
|---|---|
| よみきかせ時間 | 約7分 |
| お話の種類 | 世界の名作 |
| このページの本文 | 会員登録なしで全文むりょう |
ぜんぶ読む:ひまり姫の「赤ずきんちゃん」
この下から最後まで、むりょうで読めます。絵をめくって読みたいときは、上の3Dえほんでどうぞ。
むかしむかし、森のはずれに、小さな家がありました。そこには、お母さんと女の子がなかよく暮らしていました。女の子は赤いずきんが大好きで、どこへ行くときもかぶっていたので、みんなは「赤ずきんちゃん」と呼びました。
ある日、お母さんが小さなかごを持ってきました。「このかごを、おばあさんの家に届けておくれ。道から外れないようにね。知らない人とは話しちゃだめよ。」「うん、わかったわ、お母さん。」
赤ずきんちゃんは、とことこ歩いて森へ出かけました。森の中は、ぽかぽかとあたたかい日ざし。花はきれいに咲いて、ちょうちょがひらひら飛んでいます。「きれいなお花、たくさん。私もつみたくなっちゃう。」
赤ずきんちゃんは花をつもうとして、どんどん道を外れていきました。すると、大きなおおかみが現れました。「こんにちは、赤ずきんちゃん。どこへ行くの?」「おばあさんのお家に、かごを届けに行くの。」
おおかみは、にやりと笑いました。「それなら、こっちの道のほうが早いよ。」「本当?」
おおかみは先に走って、おばあさんの家に着きました。「赤ずきんです。おかしを持ってきました。」おおかみは中に入ると、おばあさんをぱくりと飲みこんでしまいました。それから、おばあさんの服を着て、ベッドに寝ました。
しばらくして、赤ずきんちゃんがおばあさんの家に着きました。「こんこん。おばあさん、私です。かごを持ってきたよ。」そっとドアを開けて中に入ると、ベッドにはおばあさんのふりをしたおおかみが寝ていました。
赤ずきんちゃんは、ちょっとびっくりしました。「おばあさん、どうしてそんなに目が大きいの?」「かわいい子を、よく見るためだよ。」「じゃあ、どうしてそんなに耳が大きいの?」「かわいい声を、よく聞くためだよ。」「じゃあ、どうしてそんなに口が大きいの?」
おおかみは、にやりと笑って言いました。「お前を食べるためさ。」
赤ずきんちゃんはドアを開けて、外へ飛び出しました。「助けて!」ちょうどそのとき、森を通っていた猟師が声を聞きました。「悪いおおかみめ!」猟師は走ってきて、おおかみを追い払いました。それから、おばあさんを助けました。
赤ずきんちゃんは、おばあさんをぎゅっと抱きしめました。「おばあさん、ごめんなさい。もう二度と、知らない人とは話さないわ。お母さんの言うことも、ちゃんと聞くね。」おばあさんはにっこり笑って言いました。「それがいちばんだね、赤ずきんちゃん。」
つる先生は言いました。「約束を守ることは、自分を守ることでもあるんだよ。」ひまり姫はうなずきました。「やさしい声でも、本当に安心とはかぎらないんだね。」「そう。あれ?と思ったら、すぐに大人に話すんだよ。」
このお話の教訓:知らない人には気をつけて。あれ?と思ったら、すぐ大人に話す。
赤ずきんちゃんが危ない目にあったのは、悪い子だったからではありません。花がきれいで、おおかみの声がやさしかったからです。3〜6さいのお子さまに伝えたいのは「こわい人の見た目」ではなく、「やさしそうでも、知らない人にはついていかない」という約束のほうです。読んだあとに「知らない人に『こっちだよ』と言われたら、どうする?」と聞いて、おうちの約束を一つ決めておくと、そのまま安全教育になります。
| 場面 | 子どもに伝わること |
|---|---|
| お母さんとの約束 | 出かける前の約束には、理由がある |
| 花をつんで道を外れる | 楽しいことがあると、約束を忘れやすい |
| おおかみがやさしく話しかける | やさしい声でも、安心とはかぎらない |
| 「どうして目が大きいの?」 | あれ?と思う気持ちは、正しい |
| 外へ飛び出して助けを呼ぶ | こわいと思ったら、大声で大人を呼ぶ |
何歳から?よみきかせのコツ
- 3さいごろ:「どうして目が大きいの?」のくり返しを一緒に言うと、それだけで楽しめます。
- 4〜5さいごろ:おおかみが道を教える場面で止めて、「ついていっていいのかな?」と聞いてみてください。
- 5〜6さいごろ:読んだあとに、おうちの約束(知らない人に呼ばれたらどうする、どこまでなら一人で行っていい)を一つだけ決めると、話が生活につながります。
- こわがりのお子さまには、はじめに「最後は猟師さんが助けてくれるよ」と伝えてから読んであげてください。
よくある質問
「赤ずきんちゃん」は何歳から読めますか?
ひまり姫版は4さいごろからをおすすめします。3さいでもくり返しを楽しめますが、「知らない人に気をつける」という意味が届くのは4さい以降です。
この話の教訓は何ですか?
知らない人には気をつけること、そして「あれ?」と思ったら、すぐに大人に話すことです。約束を守ることが、自分を守ることにつながります。
おばあさんが食べられる場面はありますか?
あります。おおかみがおばあさんを飲みこむ場面がありますが、痛みや残酷な描写はなく、すぐに猟師が助け出します。気になるときは、先に結末を伝えてから読んであげてください。
よみきかせにどれくらい時間がかかりますか?
このページの全文をゆっくり読んで、約7分です。短くしたいときは、あらすじだけを読んであげてもかまいません。
無料で全部読めますか?
はい。このページの本文は、会員登録なしで最後まで無料で読めます。3Dの絵本をめくって読む「えほんモード」は6ページまでが無料で、続きは無料会員登録でひらきます。
動画版はありますか?
あります。ひまり姫チャンネル(YouTube)で3Dアニメ版を公開しています。文字を読むのがまだ難しいお子さまには、動画から入るのもおすすめです。
紙の絵本はありますか?
あります。ひまりスタジオの絵本としてAmazonで販売しています。Kindle Unlimitedに入っている方は0円で読めます。


